あなたが持っている「人生の地図」とは?

日本アドラー心理学振興会 認定心理療法士、認定心理カウンセラーの田中詠二こと、えいさんです! 子育て、仕事、人間関係の悩みに、心理学の観点から解決のヒントをお届けします。

なぜか人間関係がうまくいかない…。その「謎」の解き方

「職場が変わっても、結局、同じような人間関係でつまずいてしまう」 「恋人が変わっても、いつも同じような理由で別れることになる」 「いつも、なぜか、損な役回りばかり引き受けてしまう」

相手が違うのに、状況が違うのに、なぜか同じようなパターンを繰り返してしまう…。 そんな「なぜかうまくいかない」という悩みの根っこには、あなた自身が、気づかないうちにずっと使い続けている「人生の地図」が隠れているのかもしれません。

あなたが持っている「人生の地図」とは?

アドラー心理学では、その人固有の物事の捉え方や、行動のクセ、信念のことを「ライフスタイル」と呼びます。 これは、私たちが幼い頃に、この世界で生き抜くために自分自身で作り上げた「人生の地図」や「ナビゲーションシステム」のようなものです。

例えば、

  • 「世界は危険な場所で、人は敵だ」という地図を持っている人は、無意識のうちに他人を疑い、心を開かず、常に身構えてしまいます。その結果、周りから孤立し、「ほら、やっぱり誰も信用できない」と、自分の地図の正しさを証明してしまうのです。

  • 「自分は無力で、誰かに助けてもらわなければ生きていけない」という地図を持っている人は、依存的になり、相手に尽くしすぎることで、自分の居場所を確保しようとします。その結果、都合よく利用されたり、相手に振り回されたりして、「私はなんて可哀想なんだろう」という結末を迎えます。

そう、私たちは、知らず知らずのうちに、自分で描いたその古い地図の通りに、人生を歩んでしまっているのです。

新しい地図を描き直す勇気

では、どうすればこのループから抜け出せるのでしょうか。 答えは、「自分の地図が、今の自分を幸せにしていない」という事実に気づき、新しい地図を描き直す勇気を持つことです。

過去にその地図を描いたのは、紛れもなくあなた自身です。 だとしたら、それを書き換えることができるのも、あなた自身しかいません。

古い地図を捨て、新しい地図を描くための第一歩。 それは、「共同体感覚」というコンパスを手に入れることです。

「世界は、私の居場所だ。他者は、敵ではなく、大切な仲間だ」 「私は、仲間に貢献できる存在だ」

この「共同体感覚」というコンパスに従って、新しい道を選び直していく。 最初は、道なき道を進むようで、とても怖いかもしれません。 しかし、その一歩を踏み出した時、あなたの人間関係は、間違いなく新しい景色を見せ始めます。

もし、あなたが自分の「人生の地図」を読み解き、新しいルートを見つけたいと願うなら。 カウンセリングは、そのための最も安全で、最も確実な場所です。

あなたは、あなたの人生の、唯一の地図製作者なのですから。

初回カウンセリング(オンライン)はこちらからお申し込みいただけます。

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