「100点」を目指して、動けなくなっているあなたへ

日本アドラー心理学振興会 認定心理療法士、認定心理カウンセラーの田中詠二こと、えいさんです! 子育て、仕事、人間関係の悩みに、心理学の観点から解決のヒントをお届けします。

「100点」を目指して、動けなくなっているあなたへ

朝、子どもたちを学校に送り出し、会社へ。山積みのタスクをこなし、帰宅すれば家事と子育ての嵐。夜は趣味のコーヒー焙煎をしたいけど、もうクタクタ…。

「もっと完璧にできたら…」 「全部、ちゃんとしなきゃ…」

そんな思いに駆られて、息苦しくなることはありませんか? まるで、100点満点を取らないと自分には価値がない、と言われているような感覚。

でも、その「100点」は、一体誰が決めたものでしょうか。 そして、その100点を目指すあまり、かえって一歩も踏み出せなくなってはいませんか?

「貢献」すれば、もうそれだけでいい

アドラー心理学では、「完璧であること」に価値を置きません。 それよりも、ずっと大切にしている考え方があります。

それは、「共同体(仲間)に貢献すること」です。

あなたの価値は、テストの点数や、完璧な成果物によって決まるのではありません。 「仲間の役に立っている」という、その貢献感こそが、私たちの幸福と心の安定に繋がると考えます。

そして、貢献に「100点満点」は必要ありません

  • 100点の父親でなくてもいい。子どもと5分間、真剣に笑い合えたなら、それは素晴らしい貢献です。
  • 100点の仕事でなくてもいい。締め切りに間に合わなくても、その時点でのベストを尽くして提出したなら、それは立派な貢献です。
  • 100点満点の自分じゃなくてもいい。不完全な自分を認め、今日一日を一生懸命生きたなら、それだけで、あなたはもう十分に貢献しているのです。

「3割」で始めてみよう

僕がカウンセリングの講座で学んだ、大好きな言葉があります。 それは、「3割ではじめよう」という言葉です。

100点を目指して動けなくなるくらいなら、30点でいいから、まず一歩を踏み出してみる。 その一歩が、あなたを「完璧主義の呪い」から解放し、「貢献の喜び」へと導いてくれます。

完璧じゃない自分を許す「不完全である勇気」、 完璧じゃない他者を受け入れる「信頼

この二つの勇気が、あなたをずっと楽にしてくれます。 「ちゃんとしなきゃ」という呪文を、「まあ、いっか。できる範囲で貢献しよう」という、優しい言葉に置き換えてみませんか。

もし、どうしても自分を許せなかったり、100点満点の呪いが解けなかったりしたら、いつでも話をしに来てください。 カウンセリングは、あなたの肩にのった重たい荷物を、一緒に少しずつ降ろしていく場所です。

不完全なあなたのままで、素晴らしい。 そのことを、心から実感できるお手伝いをさせてください。

初回カウンセリング(オンライン)はこちらからお申し込みいただけます。

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お会いできるのを楽しみにしています。


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