性格は「変えられない」のではなく「変えない」と決めているだけ

日本アドラー心理学振興会 認定心理療法士、認定心理カウンセラーの田中詠二こと、えいさんです! 子育て、仕事、人間関係の悩みに、心理学の観点から解決のヒントをお届けします。

「どうせ自分は変われない」と思っているあなたへ

「三つ子の魂、百までって言うし…」 「もう、この歳だから、今さら性格なんて変わらないよ」

何かを変えたい、変わりたいと願いながらも、心のどこかで、そう自分に言い聞かせて諦めてしまってはいませんか?

「自分は人見知りだから」 「私は怒りっぽいから」 「僕は飽き性だから」

まるで、自分の性格が、生まれつきで変更不可能な、石に刻まれた文字であるかのように。 その考え方そのものが、あなたを「変われない自分」という牢獄に閉じ込めているのかもしれません。

性格は「変えられない」のではなく「変えない」と決めているだけ

アドラー心理学は、少し厳しいけれど、大きな希望に満ちた視点を私たちにくれます。 それは、「性格は、本当はとても変わりやすい。ただ、人間は、自分の性格を変えないための能動的な努力を絶えずやっている。だから変わらない」 という考え方です。

私たちは「変われない」のではありません。 無意識のうちに「変わらない」という決心をし、今の自分(ライフスタイル)を必死に維持しようとしているのです。

では、なぜ、私たちは「変わらない」ことを選ぶのでしょうか?

それは、変わることが、怖いからです。

今の性格が、たとえ不便で、苦しいものであったとしても、それは長年連れ添った、よく知っている自分です。次になにが起こるか、だいたい予測がつきます。 しかし、新しい生き方を始めれば、何が起こるかわかりません。対人関係はどうなるだろう?失敗するかもしれない。その不確実さを引き受けるのが怖いのです。

だから私たちは、慣れ親しんだ不便な生き方を、無意識のうちに選び続けてしまうのです。

今、ここから、新しい選択をする勇気

しかし、もし「変わらない」ことを選んでいるのが自分自身であるならば、「変わる」ことを選び直すことも、また、自分自身でできるはずです。

そのために必要なのは、ただ一つ。「勇気」です。

  • 今までのやり方が通用しなくても、別のやり方を試してみる勇気。
  • 失敗するかもしれない可能性を引き受けて、一歩踏み出す勇気。
  • 「いつもの自分」という安全地帯から出て、新しい自分を試してみる勇気。

大きな変化である必要はありません。 いつもなら黙ってしまう場面で、一言だけ発言してみる。 いつもなら感情的になってしまう場面で、一つ、深呼吸をしてみる。

その小さな「いつもと違う選択」こそが、凝り固まったあなたのライフスタイルに新しい風を吹き込み、あなたを「変われない」という思い込みから解放してくれるのです。

カウンセリングは、あなたが「変わらない」ことを選んでいる目的を優しく解き明かし、新しい選択をするための「勇気づけ」を行う場所です。 あなたには、いつでも、自分自身を選び直す力があります。 その力を信じて、新しい一歩を踏み出すお手伝いをさせてください。

初回カウンセリング(オンライン)はこちらからお申し込みいただけます。

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